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アイテム
道徳科授業の見取りを支援する評価方法に関する研究―テキストマイニングとベイズ統計の併用
https://doi.org/10.14993/0002000338
https://doi.org/10.14993/0002000338dfc7c286-043c-49c7-a66b-be44386235bd
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||||||||||
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公開日 | 2024-07-15 | |||||||||||||
タイトル | ||||||||||||||
タイトル | 道徳科授業の見取りを支援する評価方法に関する研究―テキストマイニングとベイズ統計の併用 | |||||||||||||
言語 | ja | |||||||||||||
タイトル | ||||||||||||||
タイトル | Study on Evaluation Methods to Support Teachers’ Observation in Moral Education Classes | |||||||||||||
言語 | en | |||||||||||||
言語 | ||||||||||||||
言語 | jpn | |||||||||||||
資源タイプ | ||||||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_db06 | |||||||||||||
資源タイプ | doctoral thesis | |||||||||||||
ID登録 | ||||||||||||||
ID登録 | 10.14993/0002000338 | |||||||||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||||||||
アクセス権 | ||||||||||||||
アクセス権 | open access | |||||||||||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_abf2 | |||||||||||||
著者 |
小山, 久子
× 小山, 久子
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抄録 | ||||||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||||
内容記述 | 道徳科において教師の授業評価が困難とされる中、教師が道徳に関する子どもの学習状況を把握し、それによって子どもを捉える教師の能力を伸ばすことができる評価方法の構築が望まれている。そこで、本研究では、道徳の授業評価において、教師が子どもの道徳的な意識について把握することを支援すると同時に、教師自身の子どもの思考の読み取り方、授業観、教育観の再構築に役立つ新たな授業評価方法の構築をめざした。 研究方法としては、まず先行研究を整理し、この授業評価方法の独自性と意義を明らかにした。次に、本授業評価法の前提となる道徳の授業の在り方や理念を検討し、本授業評価方法の基盤を構想した。そして、この道徳の授業評価方法が教師の子どもの思考の読み取り方、授業観、教育観にどのような影響を与えるかを実証的に示し、その有効性を確認した。 「新たな道徳の授業評価方法」では、2段階の分析プロセスを開発した。第1段階では、テキストマイニング(KH Coder)を用いて、教師の授業に関する意識と授業での子どもたちの道徳的な意識を「探索的に概観」する。そこでは、共起ネットワークを用いて両者の態度を比較し、両者の間にある「ギャップ」を読み取る。さらに、抽出された語句のうち、原点から離れた位置にある語句と、それに対する子どもたちの特徴的な態度を読み取るために、コレスポンデンス分析が用いられる。第2段階では、ベイズ統計学(ベイズ検定とベイズ推定)を用いて、授業コンセプト(コード)に対する子どもたちの反応を「検証的に確認」する。ベイズ検定は、子ども全体の反応を読み取るために使用され、ベイズ推定は、個々の子どもの反応を読み取るために使用される。つまり、従来の方法では、子どもたちの学習状況や学習到達度を把握し、目標達成のための授業改善を促すことが主眼であったのに対し、「新たな道徳の授業評価方法」は、方法も目的も異なる。この方法は、テキストマイニングとベイズ統計学を用いることで、分析結果から見えない事実を示し、教師に異なる視点を提供するものである。具体的には、自由記述の授業レポートを分析データとして用い、テキストマイニングとベイズ統計を使って、子どもたちが全体として、また個人として、どのように、どの程度授業に反応したかを分析する。その結果を教師の子どもの思考の読み取りと補完・統合し、統合的に評価・解釈することで、子どもたちの道徳的な意識を推測する。 それによって、教師が自分自身の子どもの思考の読み取りや授業観をリフレクションし、その結果、答えを押し付けない指導に向けて、子どもの思考の読み取りや授業観を問い直し、見直し、再構築することを目的としている。 最後に、臨床の場での一連の取り組み(教材研究、授業実践、授業後の検討)の中で、この道徳授業評価方法の有効性を示す4つの具体的な視点が明らかになった。それらは 教師と子どもの意識のギャップを確認する」「授業を改善できる新たな情報を提供する」「見えない事実を浮き彫りにする-新たな発見をもたらす-」「新たな方法を用いることで教師自身のリフレクションを促す」である。 以上のように、本研究で開発した「新たな道徳の授業評価方法」が有効であることが示された。 |
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言語 | ja | |||||||||||||
書誌情報 |
p. 1-149, 発行日 2024-03-20 |
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学位授与番号 | ||||||||||||||
学位授与番号 | 甲第222号 | |||||||||||||
学位名 | ||||||||||||||
言語 | ja | |||||||||||||
学位名 | 博士(臨床教育学) | |||||||||||||
学位授与年月日 | ||||||||||||||
学位授与年月日 | 2024-03-20 | |||||||||||||
学位授与機関 | ||||||||||||||
学位授与機関識別子Scheme | kakenhi | |||||||||||||
学位授与機関識別子 | 34517 | |||||||||||||
言語 | ja | |||||||||||||
学位授与機関名 | 武庫川女子大学 |