WEKO3
アイテム
核酸系化合物を用いたスルファメトキサゾール/トリメトプリム合剤ならびに抗精神病薬の苦味抑制に関する研究
https://doi.org/10.14993/0002000014
https://doi.org/10.14993/0002000014c2be4b89-0a6f-48a1-aff9-e035b7174b5b
| 名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
|---|---|---|
|
|
||
|
|
||
|
|
| アイテムタイプ | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 公開日 | 2023-08-10 | |||||||||||
| タイトル | ||||||||||||
| タイトル | 核酸系化合物を用いたスルファメトキサゾール/トリメトプリム合剤ならびに抗精神病薬の苦味抑制に関する研究 | |||||||||||
| 言語 | ja | |||||||||||
| タイトル | ||||||||||||
| タイトル | Study of bitterness suppression of sulfamethoxazole/trimethoprim combination drug and psychotropic drugs using nucleic acid compound | |||||||||||
| 言語 | en | |||||||||||
| 言語 | ||||||||||||
| 言語 | jpn | |||||||||||
| 資源タイプ | ||||||||||||
| 資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_db06 | |||||||||||
| 資源タイプ | doctoral thesis | |||||||||||
| ID登録 | ||||||||||||
| ID登録 | 10.14993/0002000014 | |||||||||||
| ID登録タイプ | JaLC | |||||||||||
| アクセス権 | ||||||||||||
| アクセス権 | open access | |||||||||||
| アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_abf2 | |||||||||||
| 著者 |
川原, 淳
× 川原, 淳
|
|||||||||||
| 抄録 | ||||||||||||
| 内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||
| 内容記述 | 内服薬の服薬アドヒアランス低下の大きな要因の1つに薬物の苦味がある。苦味抑制には種々の方法があるが,全ての製剤で満足な苦味抑制が達成されているわけでない。そこで安全かつ少量で効果的な苦味抑制剤として核酸系化合物に着目した。 苦味を呈することが既知であるスルファメトキサゾール(SMZ)/ トリメトプリム(TMP)合剤ならびに抗精神病薬であるアミトリプチリン塩酸塩(AMT)、クロルプロマジン塩酸塩(CPZ)、ハロペリドール(HPD)、リスペリドン(RIS)を対象とし、核酸系化合物による苦味抑制効果を評価することを目的に味覚センサ測定を行い、核酸系化合物の薬物苦味抑制機序についてソフトウエアMarvin Sketchを用いて各混合溶液のpH範囲における化合物の分子形・イオン形分率を予測した。また分子間相互作用を評価するために 1H-NMRスペクトル解析を行った。また臨床使用を想定し市販製剤であるSMZ/TMP配合顆粒ならびにAMT錠剤を用いて簡易溶出試験を行い、その溶出液を用いて、最も苦味抑制効果を示したアデニル酸(AMP)添加による苦味抑制を味覚センサで評価し、以下の結果を得た. 1) SMZ/TMP配合顆粒の主たる苦味成分であるTMP の溶液に AMPを添加した試料溶液の味覚センサの出力値は AMP添加濃度依存的に大きく減少したが、アデニル酸ナトリウム(AMP Na)、グアニル酸ナトリウム(GMP Na)、イノシン酸ナトリウム(IMP Na)を添加しても苦味抑制は全く認められなかった。 2)Marvin Sketch を用いてTMPならびに4種核酸系化合物AMP、AMP Na、GMP Na、IMP Naについて分子形・イオン形の分率を予測した結果、TMP のイオン形とAMPのイオン形間の静電的相互作用が苦味の抑制を引き起こす可能性が示唆された。 3)TMP と AMP の混合物の1H-NMRスペクトルの解析の結果、TMPのアミノ基のプロトン化により電子密度が減少したため、アミノ基近傍のメチレンプロトンが、低磁場シフトを引き起こしたと推測された。またAMPのメチレン近傍のリン酸基において電子密度が増加し、AMPのメチレンプロトンが高磁場シフトを引き起こしたことが推測されたことからAMPのリン酸基 TMPのアミノ基との間で静電的相互作用により苦味抑制がなされていることが推察された。 4)SMZ/TMP配合顆粒の1分間の簡易溶出試験液のセンサ測定を行った結果、溶出液の味覚センサの出力値は 溶出試験開始後10秒で苦味閾値を超え、さらに60秒まで徐々に増加した。溶出試験60秒後の溶出液にAMPを添加した場合、TMPのセンサ出力値はAMP非添加時に比較して有意に抑制された。 5)AMT、CPZ、HPD、RISそれぞれの0.1 mM 試料溶液に AMP を添加した場合、味覚センサ出力値は濃度依存的に有意に低下した. 6)Marvin Sketch に基づいてAMPならびにAMT、CPZ、HPD、RISの分子形・イオン形の分率を予測した結果、AMT、CPZ、HPD、RISそれぞれのイオン形と AMP のイオン形間の静電的相互作用の可能性が示唆された。 7)1H-NMRスペクトルの解析の結果、AMPのメチレンプロトンがシフトしなかったAMTならびにCPZはAMPと両者の水素結合による相互作用による苦味抑制の可能性が示唆されAMPのメチレンプロトンが高磁場シフトしたRISならびにHPDについてはAMPと静電的相互作用による苦味抑制を起こしている可能性が示唆された。 8)AMT錠の簡易溶出試験において、AMT錠半錠粉砕物にAMP を添加した溶出液の味覚センサ出力値はAMT錠半錠粉砕物単独の出力値と比較して有意に低下した。 以上によりAMPの新規苦味抑制剤としての可能性を示した。AMPは、安全, 安価で適宜入手可能であり、人工乳に繁用され使用量にも制限がない。AMPを添加した製剤を開発するか, 製剤服用時にAMP溶液を使用することで苦味抑制を改善できる可能性があるが、小児でAMPと薬物を同時に使用する場合は、口腔内容量やpHも考慮し、粘膜刺激を生じない条件で使用する必要性も今後検証する必要がある。 |
|||||||||||
| 言語 | ja | |||||||||||
| 書誌情報 |
p. 1-66, 発行日 2023-03-19 |
|||||||||||
| 学位授与番号 | ||||||||||||
| 学位授与番号 | 甲第217号 | |||||||||||
| 学位名 | ||||||||||||
| 学位名 | 博士(薬科学) | |||||||||||
| 言語 | ja | |||||||||||
| 学位授与年月日 | ||||||||||||
| 学位授与年月日 | 2023-03-19 | |||||||||||
| 学位授与機関 | ||||||||||||
| 学位授与機関識別子Scheme | kakenhi | |||||||||||
| 学位授与機関識別子 | 34517 | |||||||||||
| 学位授与機関名 | 武庫川女子大学 | |||||||||||
| 言語 | ja | |||||||||||