WEKO3
アイテム
ソマティクスとダンス専門教育をつなぐ実践と思想―ダンサーが経験する哲学的動揺―
https://doi.org/10.14993/00001505
https://doi.org/10.14993/00001505dab3a5bf-bea4-414b-b9b3-863d3555000b
| 名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
|---|---|---|
|
|
||
|
|
||
|
|
| アイテムタイプ | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 公開日 | 2019-05-14 | |||||||||||||||
| タイトル | ||||||||||||||||
| タイトル | ソマティクスとダンス専門教育をつなぐ実践と思想―ダンサーが経験する哲学的動揺― | |||||||||||||||
| タイトル | ||||||||||||||||
| タイトル | Practice and Philosophy Linking Somatics and Professional Dance Education | |||||||||||||||
| 言語 | en | |||||||||||||||
| 言語 | ||||||||||||||||
| 言語 | jpn | |||||||||||||||
| 資源タイプ | ||||||||||||||||
| 資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_db06 | |||||||||||||||
| 資源タイプ | doctoral thesis | |||||||||||||||
| ID登録 | ||||||||||||||||
| ID登録 | 10.14993/00001505 | |||||||||||||||
| ID登録タイプ | JaLC | |||||||||||||||
| アクセス権 | ||||||||||||||||
| アクセス権 | open access | |||||||||||||||
| アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_abf2 | |||||||||||||||
| 著者 |
村越, 直子
× 村越, 直子
× Murakoshi, Naoko
|
|||||||||||||||
| 抄録 | ||||||||||||||||
| 内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||||||
| 内容記述 | ソマティクスは、1980年代にアメリカ人身体哲学者のトーマス・ハナが、名付けた「内側から捉える人間個人(ソマ)を追求する学問領域」であり、ソマティック・エデュケーションは、ソマティクスの思想に基づいて、自身の自己受容感覚に意識を向け探求することにより、問題を解決に導いたり自己の可能性を拓いたりする自立の為の教育である。 ソマティクスとダンスの関わりを研究するバトソンは、ソマティクスを従来のダンス・トレーニングと統合することは、ダンサーに心身二元論から、からだ全体が一つのまとまりとして表現を成す心身一元論へと「哲学的移行」(philosophical shift)を引き起こすと述べた。この「哲学的移行」が矛盾を呈さずに、すみやかに行われるとは想像しがたい。本論文では、「哲学的移行」に向かう過程において、ダンサーが経験する困惑や葛藤を「哲学的動揺」とよび、その意味の考察と、ダンサー個人の表現世界を支えるための課題の抽出を行った。 まず、第1章と第2章において、日本ではまだ一般的ではないソマティクスとダンスの実践と思想の系譜を、文献研究を通して整理した。舞踊史と、ソマティクスとダンスの理論的・実践的研究を照らし合わせ、統合して、ソマティクスとダンスの関わりの系譜を描いた。 その系譜をふまえ、第3章と第4章では、カナダ人ダンサーでありダンス指導者のアメリア・イツクッシュのミツヴァ・テクニックを活用したソマティクスとダンス・トレーニングを統合する試みを対象とし、それを経験したダンサーとダンス指導者のナラティブから、ソマティクスがダンサーたちにどのような問いを起こしているのか、ソマティクスとダンスを統合する過程で重要となることは何なのかを整理した。日本人元バレエ教師の石澤秀子はバレエ・ダンサーの育成のために、1980年代よりイツクッシュの実践を活かそうとした。その理由のひとつはダンサーの表現力の向上であった。その思い切った指導法の転換は、石澤に新たな問いを意識させることになった。ソマティクスの技法を通じて、石澤自身の内部で覚醒した感覚が導き出したのは、自立を導くダンス指導の本質とは何かという問いであった。 ダンサーが表現者としての専門性を追求するとき、個々のソマティックな探求によって、操作する身体をもつ自分から、自身のからだを全体として捉える心身一元論へと哲学的移行が起こる。それは単純な価値観の転換や立場の移行ではなく、その過程で様々な「哲学的動揺」が複合的に起こっていた。筆者はダンサーが経験するこの困惑や葛藤を表現するために、「葛藤」ではなく、「動揺」という言葉を用いた。それは、ダンサー本人によって「葛藤」と意識されるまでの、無秩序に揺さぶりを受けている状態を表現するためである。それらは全て、運動感覚としての揺れを体験することと直結しており、それと関連付けるために、「揺れ動く」、「揺さぶられる」という意味で「動揺」を用いた。 ソマティック・エデュケーションは、心と身体に分離された自分を統合し、全体性への移行を促すものであり、ダンサーはその過程で、「哲学的動揺」を経験する。なぜなら、運動と情動の揺れを同時に経験することによって、からだは全体性を取り戻すからである。 今後、海外のダンス専門教育の受容にならい、ソマティック・エデュケーションをダンス教育に役立たせようとするのなら、そこで特に考慮されるべきは3人の日本人指導者たちが語った、教育されるダンサーが「現代の」「日本人である」ことである。ソマティクスは指導者たちに、欧米からのダンスの型を日本人ダンサーたちがどのようにからだで学びとるか、その指導方法やダンサーたちを支える場についての根本的な思想を、その時代ごとに問いただす。本論で明らかになったのは、より複雑と思われるソマティクスの導入における日本での課題が、ソマティクス技法の模倣ではなく、ソマティクスの思想に基づき人間を生かすダンスとダンス教育はどうあるべきかを主体的に組み立てることである。 |
|||||||||||||||
| 書誌情報 | p. 1-152 | |||||||||||||||
| 学位授与番号 | ||||||||||||||||
| 学位授与番号 | 甲第160号 | |||||||||||||||
| 学位名 | ||||||||||||||||
| 学位名 | 博士(臨床教育学) | |||||||||||||||
| 学位授与年月日 | ||||||||||||||||
| 学位授与年月日 | 2019-03-21 | |||||||||||||||
| 学位授与機関 | ||||||||||||||||
| 学位授与機関識別子Scheme | kakenhi | |||||||||||||||
| 学位授与機関識別子 | 34517 | |||||||||||||||
| 学位授与機関名 | 武庫川女子大学 | |||||||||||||||