@phdthesis{oai:mukogawa.repo.nii.ac.jp:00001259, author = {酒井, 達哉 and SAKAI, Tatsuya}, month = {2018-06-11, 2018-06-11, 2018-06-11}, note = {本研究は大正末期から昭和初期の農村部小学校の生活と教育の結びつきの諸相を生活教育と捉え、その展開に注目し、その内実や特徴を、実践の背景とも関連づけて明らかにするものである。本研究で焦点を当てるのは、兵庫県古市尋常高等小学校(以下、古市校と表記)の事例であり、同校は、学校文集『芽生え』を早くから発行し、大正末期に俳句指導を教育実践の中に取り入れて、子どもの生活と教育を結びつけた独自の教育実践を展開した。また、昭和初期には、兵庫県の掲げた教育方針「生活教育の徹底」を具現化して、教科の枠組みの中で、その教科の内容の取り扱いや学習方法を子どもの実際の生活に即したものにするという「教科の生活化」を軸とした生活教育を展開した学校でもある。古市校においては、昭和初期のごく短期間には、「生活教育の徹底」を掲げた時期もあったが、むしろ、それを標榜しない、その相前後する時期に生活教育の注目すべき内実はあった。例えば、大正末期の俳句指導は、子どもが日々の生活を見つめ、ものの見方や感じ方を表現することを目指したという点で生活教育そのものであった。これらの生活と教育の結びつきの具体的なものを含めて生活教育と捉えられるべきである。本研究では、大正末期・昭和初期の生活教育における研究を補い、その時期に一般の農村部小学校において行われた、生活と教育の結びつきの具体的な姿を検討することによって、農村小学校において行われた生活教育の豊かな内実を明らかにし、そして、これまでのやや狭い生活教育の捉え方を越えて、それについての新たな知見を提供することができた。}, school = {武庫川女子大学}, title = {大正末期・昭和初期の農村部小学校における生活教育の展開―兵庫県古市尋常高等小学校の事例にもとづいて―}, year = {}, yomi = {サカイ, タツヤ} }