@article{oai:mukogawa.repo.nii.ac.jp:00001134, author = {大坪, 明 and OHTSUBO, Akira}, journal = {生活環境学研究}, month = {Oct}, note = {英国に端を発した産業革命が19世紀後半からオランダでも興り,20世紀初頭にかけて,人口が集中した都市部では著しい住宅不足が発生した。それに対して1902年の住宅法の施行以降には,政府の補助金を受けた自治体や非営利の住宅協会等により,良質な住宅が供給された。その当時の住宅設計者の中に,アムステルダム派の建築家ミケル・デ・クレルク(Michel deklerk)が居た。クレルクは建築家の社会的使命として,労働者に芸術的環境を提供することで,彼らが自意識と自尊心を取り戻すことを望んだ建築家だった。クレルク設計の建築を,ロッテルダム派の例えばJ.J.P.アウト(J.J.P.Oud)の設計した団地と比べると,クレルクのデザインの特徴が見えてくる。クレルク設計の住宅街区においては,周辺の都市文脈や環境と関連したデザインがなされた。それにより,地域と当該の住宅街区との様々な関係性が想起され,多様な意味を読み取ることができて,クレルクが入念に文脈上の呼応を設計の中に織り込んでいたことが判る。その結果,クレルクの建物が人々の心を動かすものとなった点がロッテルダム派との違いでもあった。}, pages = {36--45}, title = {ミケル・デ・クレルクの集合住宅デザインと都市の文脈との関係―ロッテルダム派(J.J.P.アウト)との比較を通じて―}, volume = {5}, year = {2017}, yomi = {オオツボ, アキラ} }